【多分ないまま <| 日記の目次へ |> まだないよん】
(2日目その2から)
新千歳空港到着時点で、今回の北海道の鉄道部分は終了。あとは帰宅するのみだ。
空港自体は出張で何度か使っているので特に目新しく感じる部分もなく、適当にお土産を購入してから保安検査場へ。ただ今回初といえば、ANA系の検査場を、skipサービスの「個人端末(スマホ)画面に表示したQRコード」で通過するのは、初めてといえば初めて。AMC(Edy)や、紙チケットのQRコードは使ったことはあるのだが。
ということで、スマホ画面に予約確認のQRコードを表示して検査場端末にタッチ…したら、なぜか弾かれる。最初悩んだが、何のことはない、ひっくり返すときに画面の自動回転で横向きになってしまい、画面上でのQRコードの表示位置がずれて読み取り範囲から外れてしまっただけのようだ(回転してるだけなら問題なく認識するはず)。
スマホをひっくりかえす動作、これ個人差があるのだとは思うけど、確かにリプレイしてみると一旦スマホを横向きに持っている状態を経てしまうようで、「そうならないためのひっくり返しかた」をちょっと訓練しておく必要があるかも。:-)
ちなみに、搭乗口の改札機でもまた画面回転させてしまい、ちょっとだけ恥ずかしい思い。
新千歳から乗ったのは、所定21:00発のAIRDO 38便。機材到着遅れで搭乗開始が15分くらい押した上、荷物の所在確認とかでも待たされ、結局ドアクローズは21:20頃。一応窓側を取っていたものの、機内サービスの飲み物(スープ)を飲み切った辺りから一気に眠気が襲って来て、次に気がついたのは羽田に着陸したときの衝撃。首都圏の夜景を見れなかった…。
離陸が遅れたので着陸も遅れ、飛行機を降りたのは23:00少し前。駅の時刻表を見ると横浜方面の京急線は30分超の穴にはまったようで、仕方なくYCAT行のバスにする。ただしYCAT行きのバス、首都高湾岸線からJR鶴見線の海寄り各駅を取れるという、駅メモ的には使いでのある路線だったり。:-)
横浜駅改札口前バス停で下車し、あとは相鉄線・小田急江ノ島線のルートで帰宅。座るために横浜で相鉄線急行を1本落としたら大和での接続が悪い乗り継ぎで(それも分かった上で急行を落としたのだが)、南林間には0:42着。そして帰宅。
〔はまなす〕を絡めた突貫北海道ツアー、前後に色々くっつけて盛り沢山だったが、これにて無事終了!成果をまとめると、以下のような感じかな、と。
・秋田内陸縦貫鉄道線完乗
・JR五能線完乗 with 快速〔リゾートしらかみ〕青池編成
・急行〔はまなす〕開放B寝台惜別乗車
・札沼線完乗 (末端部は来春より大幅本数削減の予定)
・留萌本線完乗 (留萌〜増毛間は来年度廃止申請される予定)
1泊2日(その1泊も車中泊)の割には詰め込んだもんだ…。
(2日目その1から)
留萌本線の終点、増毛には約10分の滞在、着いた列車でそのまま折り返す。個人的には乗り潰しの行程で、末端駅において「短い滞在時間で乗って来た列車でそのまま折り返す」というのを忌み嫌うのだが、今回は色々考えた末に断念、という結論。並行路線バスもなかなかタイミングが悪く、かといって段落とし(次の列車まで)3時間というのもなかなか苦痛で。
ちなみに個人的に持ってるこの鉄則、今朝の新十津川もだし、最近だと
・久留里線 上総亀山 … 安房鴨川からバスで乗り付け
・京成千原線 ちはら台 … 外房線鎌取からバスで乗り付け
というルートを取ったし、過去には難易度が高いものとしては
・名松線 伊勢奥津 … バスで名張に抜ける
・日南線 志布志 … 都城からバス(途中乗り継ぎあり)で乗り付け
とか、あと一部復乗になっちゃうけど
・伊豆急下田〜修善寺 … 伊豆急下田から河津までは伊豆急線で戻り、バスで修善寺に抜ける
いう行程なんかも体験済みだったり。他にも、島原鉄道 島原外港、三角線 三角、南阿蘇鉄道 高森、指宿枕崎線 枕崎、筑豊本線 若松、香椎線 宇美、境線 境港、伊豆箱根鉄道 大雄山、五日市線 武蔵五日市、多摩モノレール 上北台、都営三田線 西高島平、東京メトロ丸ノ内線 方南町、つくばエクスプレス つくば、函館市電 湯の川などなど色々やったなー、と思い出し回想モード。
戻りは増毛12:54発。多少入れ替わりはあったものの、乗客数は同じくらいの感じ。行きは同じ列車に駅メモerが乗っていたが、その人はどうやら増毛に残留しているようだ。
深川には14:28着。一旦改札を出て特急券を購入後、先ほどと逆ルートでL特急〔スーパーカムイ26号〕で滝川に戻り、滝川では接続時間が30分弱あって寒かったので、暖取りを兼ねて改札外の待合室へ。
滝川からは根室本線に乗車。所定15:25発の普通列車だが、札幌方面からの遅れ特急列車の接続待ちで8分延。車両はキハ40単行で、学生を中心に乗客は20〜30人程度。今となっては閑散路線だが石勝線開通前は特急街道・貨物街道でもあったので、線路規格はよくて駅構内も広め。夕方になり薄暗くなってきたし、基本的に全部雪を被っているので往時の面影はあまり感じられないが…。
列車は相変わらず遅れていたものの、この先の富良野での停車時間で挽回できそう…と思っていたら、途中の上芦別で臨時の交換待ち。所定では1駅先(野花南)での交換予定を上芦別に移動してきたようで、遅れは13分程度に。ただ、これ以上の遅れはもらわず、富良野での停車時間で遅れは吸収され、富良野発車時点では定刻に。
富良野から先も空知川に沿って進んで行き、狩勝峠をトンネルで抜けて十勝地方に。晴れた昼間であれば車窓を楽しみたいところだが、それは無理なので、GoogleMapの航空写真で走行ルートをなぞりつつ過ごす。トンネルは多いが、先んじて読み込んでキャッシュしておけば、何となく現在地をたどれるのココロ。新得到着はやや遅れて18:14頃。
あとはサクサクっと最短ルートで帰路。とかち帯広空港からの羽田方面最終便には間に合わない時間なので、石勝線で千歳方面へ。所定18:20発の特急〔スーパーおおぞら10号〕は、約4分遅れ。キハ283系。数日前に窓側指定で指定席が取れていたが、指定席も7〜8割程度は埋まっている感じで、結構運が良かったのかも知れず。結構な人気列車のようだ。
列車は、先ほど狩勝峠から下って来たルートを逆向きに、キハ283系の強力エンジンでぐいぐいと登って行く。あまり感じられなかったけど、たぶん振り子も大活躍していたのだと思う。ただどうも車体構造や窓ガラスの質?の問題なのか、GPS電波の拾いが無茶苦茶悪く、ほぼ現在値を特定できない状態。先ほどやってきたように、GoogleMapで現在地を追いかけるということができず、なぜか位置情報は事あるごとに帯広駅近辺に固着してしまう…。ということで、駅メモでの駅取得も、普通の地上駅なのにレーダーで打ったりなど。
乗り換えの南千歳には、定刻よりやや遅れて19:50頃の到着。快速〔エアポート192号〕に乗り換えて1駅、新千歳空港で下車。
【はまなす突貫ツアー2日目その2のまとめ】
増毛 | 深川 | 滝川 | 新得 | 南千歳 | 新千歳空港 | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
12:54 | → | 14:28 | 14:44 | → | 14:57 | 15:25 | → | 18:12 | 18:20 | → | 19:47 | 19:58 | → | 20:02 |
L特急〔スーパーカムイ26号〕 | 特急〔スーパーおおぞら10号〕 | 快速〔エアポート192号〕 |
(2日目その3へ)
(1日目その3から)
急行〔はまなす〕乗車中。目が覚めたら5:10頃、沼ノ端を出た辺りで、とくに遅れもなく定刻に走っていた模様。その後も順当に走って、札幌には定刻どおり6:07着。
函館で方転しているので寝台車は最後尾になっており、ぼちぼち撮影しつつ先頭の機関車へと進んで行く…と、何やら青森では繋いでいなかった車両が!なんと検測車のマヤ34が、機関車のDD51 1143の次位に繋がっていた。確かに「前に1両ほど回送車を繋いでいるので後部車両がホームから外れます」という車内放送を聞いた気がするが、マヤだったのか…。
機関車付近では引き上げ待ちと思われるカメラ持ちが7〜8人いたが、私はササっと何枚か写真を撮っただけで乗り換え通路に引き上げ。
札幌では少し(約50分)待ち時間があったが、開くのは7時からという店が大半のようで、改札内の待ち合い所付近で時間つぶし。コンビニ風の売店が6:30頃に開いたので、開店待ちだった人波が途切れた頃に入店し、適当に朝食を買い込む。
そして札幌6:59発の札沼線、石狩当別行。車両形式は忘れたけど、3扉ロングの6連。ラッシュの逆向きなので最初はガラガラだったが、座席が半分埋まるくらいにはなって(大半は学生)石狩当別着。電化区間は1駅先まで延びているが、ここで気動車に乗り換え。6連からキハ40単行への接続のためそこそこ混雑もしたが、それも次の北海道医療大学前までで、大量の下車。半ボックス(2人がけ区画)の窓側を確保。のちに普通のボックスへの移動も完了。
札沼線の事前イメージといえば、石狩川沿いの平坦地を通ってるんだろうな、と思ってたんけど、実は結構平野と山地の境界付近を走っているようで、途中の豊ヶ丘駅などは秘境駅として有名らしい。確かにうっそうとした森の中にホーム、そして少し離れた細い道(踏切)の脇に待合室がぽつん、と。
乗客は徐々に少なくなり、最終的(浦臼から先)には計6人。うち自分含め5人は明らかに「鉄」で、差し引き地元民1人というのは、時間帯的に主要流動の逆向きとはいえ存続が危惧されるレベルだな…。
終点の新十津川には9:28着。ホーム・周囲は一面の積雪(10cmくらい)で、地元の幼稚園?の子と先生方がお出迎え。イラストカードをもらう。
新十津川駅からは早々に引き上げ、少し歩いてバス停に向かう。折角どん突きまで来たので車止めも拝もう(方角的にはバス停とほぼ同方向)と思ったけど、意外と奥まで線路が延びてた上、雪でどこまでが公道でどこからが私有地か分かり難くなっていたので断念。駅から計5分くらい歩いて、新十津川町役場バス停へ。
ここからは路線バスで滝川に抜ける。本当は廃線沿いに石狩沼田方面へ抜けてみたかったのだが直行便は無く、乗り継ぎでもバスの本数が少な過ぎて断念…。滝川方面へはルート違いの2路線合わせて毎時1〜2本程度あり、それなりに使える感じ。次のバスは9:41発で、この停留所からは同じ札沼線に乗っていた1人と、地元民っぽい2人が乗車。ここ以前の停留所からもそこそこ乗っており、明らかに先ほどの札沼線より乗客数が多い。で、大半の乗客は終点(滝川ターミナル)より手前で下車した中、終点まで乗り通し。
滝川からは再びJRに戻る。まずは深川までの移動だが、ちょうどいい普通列車は無いので特急利用。310円の自由席特急券を買い、10:22発のL特急〔スーパーカムイ9号〕。ほんのわずかな乗車時間だがuシート(指定席)を取って電源調達、という緊急回避的なプランも考えていたが、バッテリ残量はそこまで逼迫していなかったので自由席利用。13分ほどの乗車で深川到着。
留萌本線の発車時刻まではまだ30分以上あったが、下車したホームの向い側に既にキハ54単行が停車中ではあったし(ドアは締切で乗車はできず)、待合室もあったので、ホームをぶらぶら。すると何やら警笛音がするので見に行くと、後部にもう1両連結して2両編成になるっぽい。暇だったので増結風景を観察。
そしてしばらく待合室にいたら、いつの間にかドア扱いをしていたので乗車。車内は一部ロング+転クロだったが、座席配置と窓割りが不一致なので、その中でも一番マシな海側の座席を確保。ちなみに先ほど増結した車両は回送扱いで乗車不可だそうで、実質は単行。私が乗った後でも都合2本ほど札幌方面からの特急列車の接続を受け、乗客は20名程度。そしてその大半は、やはり「鉄」。座席はまず海側から埋まっていくようで、早めに座席を確保していて正解。
留萌本線は深川を11:08発。石狩平野から峠を越え、日本海側へ。なかなかに立派な道路が並走(一部建設中)しているあたり、ローカル鉄道がどんどん苦境に陥っていく時代なのを実感。途中の主要駅、留萌ではやや長めの停車。後ろに繋いでいた回送車はここで切り離し、折り返し深川行になるようだ。ちなみに、札沼線・路線バスとで見掛けていた人もまた同じ列車にw
留萌から先は海岸線を走る。風と雪で天気はあまり良くなかったが、その分、冬の日本海の荒波感はあり。ただ、留萌線が一番海側に出る区間というのは全く無く(必ず間に道路が挟まる)、そういった絶景感じはやや弱めか。まだ氷見線や、昨日乗った五能線のほうが観光客的には絶景に感じるかも。そうこうしているうちに、増毛には12:44着。増毛の手前で随分と徐行していたり、この辺り(保線が大変)というのも廃止理由なんだろうな…。
新十津川と違い、こちらは車止めはすぐ近くにあったので列車と合わせて写真を撮ったり、駅舎の外から写真を撮ったり。
【はまなす突貫ツアー2日目その1のまとめ】
札幌 | 石狩当別 | 新十津川 | 滝川 | 深川 | 増毛 | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
06:59 | → | 07:38 | 07:45 | → | 09:28 | 09:41 | → | 09:54 | 10:22 | → | 10:35 | 11:08 | → | 12:44 |
(路線バス) | L特急〔スーパーカムイ9号〕 |
(2日目その2へ)
(1日目その2から)
青森から次に乗るのは急行〔はまなす〕だが、発車時刻まで3時間弱の待ち時間。元気だったら街に繰り出して美味しいものを食べてきたいところだが、下調べをしていなかったのと、ちょっと体力的に厳しい。その上、明日のことを考えたらここらでモバイルバッテリの充電もしておきたいところで、調べたところ、駅ビルのスタバでACコンセントが使用可能らしいとの情報。
というわけで、青森ではまずは駅ビル2Fのスタバに入り、人間は軽くサンドイッチをもぐもぐ、モバイルバッテリとスマホは電気をもぐもぐ。21時の閉店まで1時間ちょっとではあったが、それなりに回復した…と思う。ただ人間はまだ食べ足らなかったので駅前を見回し、適当に見付けた吉野家で夕食。旅情もへったくれも無いが。orz
することも無くなって駅に戻ったのは21:35頃。すると、はまなすは21:36頃に入線するという案内が出ており、それっぽい客が続々と待合室から改札を入っていっている頃合い。私も続いて再入場。
本日〔はまなす〕はB寝台を1両増結して8両編成での運転と言うことで、ED79 13・スハネフ14 552・オハネ24 501・オハネ24 503・スハフ14…(編成全部は型式を控えそびれ)という、14系と24系の混在編成。何も考えずに発券したら1号車を引いていて、これ普通に考えたら編成端なのでスハネフがくるよなー、ってことに改札入るまで気づかなかったという失態。ちなみに今回のツアーの肝となるこの寝台券の購入はつい昨日(12月2日)という、わりと突発スケジューリング。実は帰りの飛行機のほうが割引の関係で3日前手配(決済)だったり。
まぁ今更悔いても仕方がないので乗り込み、編成の端まで行って写真を撮ってきたり。号車によって車両の状態はまちまちだったが、さすがに来春で廃止のため全体的にはくたびれた車両が多い。そんな中、1号車のスハネフ14は外観上は比較的状態の良いほうだったので、発電機の騒音と差し引き帳消しかな〜。台車にもわりと近い側だったので、下段であっても発電機の騒音もそれほどでもなく。ちなみにスハネフ14、〔北陸〕でしょっちゅう乗ってた頃は車両(発電機の有無)の選択の余地は無く(開放Bの禁煙車は必ずスハネフ、逆に喫煙車はオハネという差別)、仕方なく上段を取っていたものだが、今回は景色も見たいので上段という選択肢は無かったり。
急行〔はまなす〕は、青森を定刻の22:18発。ざっと見た感じ寝台の乗車率は50%程度で、ざっくり下段が全部埋まってるくらいの感じ。私の区画も上段は両方とも空いていて、対面は乗客あり。どのくらいの乗客が惜別乗車なのかはわからないけど、意外と普通の地元民っぽい人も見受けられ、需要はそれなりにあったのかな、という感じ。
明日のことや疲れを考えたら早めに寝たいところだったが、客車寝台を堪能したり駅メモ的にはなるべく起きておきたいという、プチ葛藤。で、その妥協点が、今後の再来訪の可能性を考えたりした結果の函館。函館では機関車の付け替えもあって長時間停車するが、特に写真を取りにホームに出たりはせず。函館到着時点で1時近いので寝ておきたいところだったが、結局なんだかんだで森駅あたり(2時過ぎ)まで起きていてしまう…。
ところで急行〔はまなす〕って、日本(JR)最後の定期急行列車・定期客車列車・開放B寝台車の3冠ということでいいのかな?
【はまなす突貫ツアー1日目その3のまとめ】
青森 | 札幌 | |
---|---|---|
22:18 | → | (翌)06:07 |
急行〔はまなす〕 |
(2日目その1へ)
(1日目その1から)
角館で下車したのは当然、秋田内陸縦貫鉄道に乗車するため。ホーム同士は直接は連絡しておらず、いったん改札を出ての乗り換えで、接続時間は約20分。NEWDAYSで駅弁の取扱いがあったので、「秋田比内地鶏こだわり鶏めし」をチョイス。
内陸線を通り抜けるだけだと特に安くなるきっぷは無いようで、駅の窓口で鷹巣までの乗車券と急行券をバラで購入。マルスみたいな一見立派な駅端末から出てきたきっぷは、なんとなく(地の紙が薄くて白いためか)食券っぽいなんとも微妙な様式。
乗ったのは、角館12:02発の急行〔もりよし2号〕。料金の必要な急行列車なのに車両は一般型のセミクロス単行というがっかり列車だったが、乗客も(自分含め)2人しかおらず、そんなことは気にならない程度のゆったり度合い。調べたら去年までは専用車があったが、経費削減のため一般車運用になったとか。
まずは峠に向けての上り坂、旧角館線の区間を走行。あいにくの小雨で遠景は望めなかったが、線区の雰囲気は堪能。途中でもう1人の乗客は下車した後は、車内は運転士・アテンダント(車内販売・観光案内放送)と私という、「乗務員のほうが多い」状態に。
峠の最上部で5km以上も一直線だというトンネルを抜けて阿仁マタギ駅、そして比立内駅からは旧阿仁合線の区間。途端に線形も悪くなる(というか鉄建公団以前の国鉄ローカル線の通常レベル)。この辺りからは鷹巣に向け、乗客もぽつぽつ増加。
乗車時間は約2時間で、鷹巣には14:00着。
内陸線の鷹巣駅はJRの鷹ノ巣駅とホーム同一平面(というかホーム対面)で繋がっていて、物理的には中間改札のない構造。ただし改札口や駅舎は別れていて、改札口前のホーム上で駅員による集札はあり。改札内でそのまま乗り換えてもよかったが、JRの乗車券(鷹ノ巣→東能代)を買う必要もあって、いったん駅の外に出て乗り換え。
鷹ノ巣からは14:07発の普通列車、701系6連で、五能線乗り換えの東能代には14:34着。東能代では40分弱の待ち時間があったが、駅からは出ず、ホームの待合室で時間をつぶす。2・3番線ホームの待合室、外観が〔リゾートしらかみ〕を模しただけかと思いきや、なんとキハ58の廃車転用と思われる運転台が備え付けてあるという代物。事前に知らなかったので驚きつつも、これは良い時間つぶし。故障しているのか音や照明は付かなかったけど、レバー(前後進・マスコン・変直切替・ブレーキ)やスイッチ類は操作できるのでセルフ運転手。他に誰もいないので気にすることはなく、セルフエンジン音にセルフエアー音・ブレーキ音。…誰かに見られてたらすごく恥ずかしい(笑)。
そうこうしている内に時間は過ぎ、快速〔リゾートしらかみ5号〕が秋田方面から入線。本日の編成は、専用車両としては最新型のHB-E300系「青池編成」。ざっと見で普通車(1,3,4号車)は各号車10人程度の乗車率。HB-E300系自体は津軽線の〔リゾートあすなろ〕で乗ったことはあるが、ディーゼルエンジン音の中に時折聞こえてくるVVVF音が特徴的。
車内の乗降を見ていると、全席指定ではあるが能代や岩館の辺りまでは地元利用がある感じ。ただ全体的には乗り通しの観光客が主体。こちらも狙って海側の窓側席(A席)を押さえたのだが、あいにくの小雨模様で太陽は見えず、しかも早々に暗くなってしまって景色的にはあまり楽しめず。計算上は十二湖の少し先で日本海への日没を見られそうだったのだが、残念。
車窓が楽しめなくなってきたら、さすがに疲れが出てくる。朝も予定外に体力を消耗しちゃったし、何げに新幹線での駅メモも精神的にしんどかった感じ。気力があれば、津軽鉄道か弘南鉄道に乗ろうというオプションも考えていたのだが(ただし景色は見えないけど)、素直に青森方面まで乗ってしまうことにする。となると青森で3時間弱の時間ができるので、その間に休息を取れるか?と思って探してみたところ、新青森駅から徒歩10分程度のところにスーパー銭湯があるっぽい。ただし天候的に外を歩きたくないのが悩みどころ。
列車は川部から奥羽本線に入り、いったん弘前まで南下して今度は川部を通過して青森方面へ。なぜかこの頃になると疲れが少し緩和された気がしたので、スーパー銭湯案は無かったことにして、結局終点の青森まで乗車。19:29着。
【はまなす突貫ツアー1日目その2のまとめ】
角館 | 鷹巣/鷹ノ巣 | 東能代 | (五能線経由) | 青森 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
12:02 | → | 14:00 | 14:07 | → | 14:34 | 15:12 | → | 19:29 |
急行〔もりよし2号〕 | 快速〔リゾートしらかみ5号〕 |
(1日目その3へ)
はまなす突貫ツアー出発日。まずは東京8:40発の秋田新幹線に乗る行程だが、あくまで出社している風を装うために出発時間をあまり早めるわけにはいかず、中央林間7:22発の田園都市線各停からのスタート。新横浜から東京までは東海道新幹線を使い、優雅に東京駅に乗り付ける計画。
…だったのだが、いきなり「横浜線は施設障害のため運休中」とのアナウンスで計画崩壊。というか、新幹線を使わないと遅延マージンがほとんど取れないので、超綱渡り乗り継ぎを敢行することになる。田園都市線各停では座れていたが、そのまま乗っていては間に合わないので、長津田始発の準急に乗り換え(当然立ち席)、あざみ野あたりからは「手を離しても鞄が落下しない」程度のぎゅうぎゅう詰めを、久々に体験。幸い、鷺沼あたりまではほぼ定刻。
準急の車内では色々と迂回路を検討し、まずは溝の口から南武線で武蔵小杉に出て横須賀線、というルートを考案。…するも、「南武線は信号トラブルのため減便・遅延中」とのこと。いきなりポシャる。あとは田園都市線に乗ってても地下区間を時間どおり走るはずもないし、もう大井町線に抜けるしかなく、ダイヤ上は急行に乗ればまあまあ間に合う計算。ところが出ばないきなり2分遅れで、途中も大岡山で後続遅れによる時間調整が入ったりして、結果的には大井町到着は4分遅れ。この時点で新幹線の時刻までのカウントダウンは、あと22分。…まだ首の皮は繋がってる計算。
で、京浜東北線は遅れはあったものの普通に走っていて、定刻8:18発の列車が3分遅れで8:21発。この先で増延しなければ東京駅での接続時間は4分確保できて一安心。…と思いきや、トドメを刺すように「山手線内回りは車両故障で運休中」とのアナウンス。別路線ではあるが方面的に影響を受ける危険性を察知し、品川から東海道線に逃げることにする。こちらも当然のように遅れていたが、所定より4分遅れの上野行に接続でき、品川を8:27発。その後は順調に走り、東京駅には8:37着。無事、3分もの接続時間を残しての到着。
もう自販機にすら寄る余裕もなく、エスカレータの途中で発車ベルが鳴りだし、指定の号車には到達できずに手前の車両(さすがに〔こまち〕編成側ではあったが)から乗車。色々あったけど、まずは所定の行程に復帰。
ということで、所定の〔こまち7号〕には間に合うには間に合ったけど、当初の「新幹線で優雅に東京駅に乗り付ける」という計画が、「満員電車でもみくちゃにされ、乗り換えも多くかつ接続時間が厳しい、しかも駅弁を買うどころか自販機にすら寄れない」という疲労困憊モード。orz
/*-- 記入日コメント:
えっとアレ?当日は思い付かなかったけど、後日になって思えば、あざみ野から市営地下鉄で新横浜に出る(長津田7:32→7:40あざみ野7:47→8:03新横浜8:13→8:30東京)という迂回ルートもあった模様。乗車券は横浜市内発で買ってたし、こちらのほうがよかった?orz
--*/
〔こまち7号〕は大体30%程度の乗車率で、隣には誰も来ず。電源もあるのでスマホをぽちぽちしつつ、駅メモで並行在来線の駅も可能なかぎり埋め埋め。東北本線は利府まで全部取ろうと思ってて、ニューシャトルと競合しちゃう大宮から3駅間以外は福島の少し先までは取れてたけど、貝田・岩沼・館腰の3駅は取れず。電友をもっと集めないとレーダーの届きが悪いな…。あとは塩釜〜小牛田のあたりは最初から諦めてたけど、小牛田の次の駅(田尻)から盛岡までは全駅取れた(乗り直さずに済む)ので、まあまあの成果。とりあえず320km/h走行されちゃうと、並行在来線の駅を取るだけで忙しくて仕方がない。:-)
盛岡からはそのまま田沢湖線に入り、のんびり走行。駅メモ的に自路線以外に狙う路線もないので、駅間ではデレステのスタミナ消化をしたり。ただ、県境越え付近ではトンネル以外でも圏外になるので、デレステすらままならない状態になったり…。
そうこうしているうちに、定刻11:41に角館到着。ここで〔こまち7号〕を下車。
【はまなす突貫ツアー1日目その1のまとめ】
中央林間 | 長津田 | 溝の口 | 大井町 | 品川 | 東京 | 角館 | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
07:22 | → | 07:31 | 07:32 | → | 07:52 | 07:55 | → | 08:18 | 08:21 | → | 08:24 | 08:27 | → | 08:37 | 08:40 | → | 11:41 |
(準急) | (急行) | (東海道線) | 〔こまち7号〕 |
中央林間 | 長津田 | 新横浜 | 東京 | 角館 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
07:22 | → | 07:31 | 07:38 | → | 07:54 | 08:07 | → | 08:23 | 08:40 | → | 11:41 |
〔のぞみ200号〕 | 〔こまち7号〕 |
(1日目その2へ)
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Tosy <tosy@wig.nu>