H"ケーブル for FIVA 10x

2003.01.26 更新 [Tosy のホーム | 電子工作]


前置き

長らく初代 FIVA+PC カード(PS64C1)+H"電話機(KX-HV200)という組み 合わせでモバイル環境を構築していたのですが、いちいち PC カードを差し換えるのは 面倒に感じます。USB ケーブルを利用しようにも、メインで使っている OS が FreeBSD なので却下なのが悲しいところ (今は対応してるかも?)。
ところで、KX-HA10 を改造すれば色々な PC/PDA に直結することが出来るというのも有名な話で、それなら ば FIVA 用も作ってやろうじゃないかと頑張って出来たのがこのケーブルです。

作成方法

最初は、FIVA のマザーボードからポートリプリケータ用のシリアル信号を引っ張り 出して、内蔵モデムを取っ払った跡地に KX-HA10 のレベル変換部 (ケーブル中央の箱) を内蔵するつもりでした。そうして材料は揃えたものの、作業に取り掛かるのが遅れて いるうちに、実はモデムのコネクタ (18pin) にもシリアル信号が出ている (FIVA 資料館より) と知って方針転換。で、 いろいろ調べた結果「直結 (レベルコンバータ不要)」でも大丈夫だと判断して作って みたところ、とくに問題なく動いているようです。

ケーブル拡大写真

FIVA 側コネクタのカバーを外した状態の写真と、信号線の接続を示します。

H"側
端子
信号名 HA10FIVA
端子
基板
1DSR116
2GND87
3CTS710
5RTS414
6DTR515
7DCD311
8RxD212
10TxD613

PC との接続写真

今回は H" 側のケーブルとして KX-HA10 の片割れを使いましたが、要の部分である 中央部の箱は使いません。安く手に入るなら、コネクタ (とケーブル) だけで問題あり ません。FIVA 側のコネクタは、本体に標準添付されてくる、モジュラープラグを繋ぐ ケーブルを分解して使います。FIVA 側・H" 側ともに 3.3V で駆動されているようです ので、レベル変換は必要なく (よって電子部品等も全く必要なく)、単に電気的に接続 するだけで OK です。

実際に接続してみると、写真のような感じになります。AirH" 契約をしていなので PIAFS 64kbps 接続になっていますが、AirH" (パケット) でも大丈夫なはずです。

使用方法

まず、BIOS 設定の INTEGRATED PERIPHERALS のページ内、On Board Serial Port 1 の下の UART1 Select を、「Future Use」に 変更します。なお、この設定だとポートリプリケータのシリアルポートも、内蔵モデム (こちらは当然ですが :-)) も使えなくなってしまいますので注意。

加えて、電話機側の設定で、「データ通信設定」-「データ通信ケーブル」を適当な 値 (「115200bps」とか) に変更します。最初、この設定を忘れて悩んでしまったのは 内緒 (笑)。

ケーブル結線と設定が正常であれば、あとは COM1 に普通にモデムが繋がっている ように使えるはずです。DTR も接続していますので、FIVA でターミナルソフトを立ち 上げれば「データ通信 OK」、ソフトを終了すると「データ通信 OFF」と、電話機側も 反応してくれます。

注意事項

本ページ記載の内容は、FIVA 101 と KX-HV200 の組み合わせでのみ確認しました。 別のモデル (FIVA 102, 103 および KX-HS110, HV210, HV50 など) では挙動が異なる 可能性があります。なお、その他の組み合わせの場合、動作/不動作の報告を頂ければ 本ページに反映しようと思います。

本ページ記載の情報を利用することによって不利益を被ることがあっても、当方 およびメーカーは一切の責任を負いません。すべて自己責任にて行なってください。 メーカー非公認のハードウェアを電話機や FIVA に接続することになりますので、 最悪の場合、本体を破損しないとも限りません。


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KATOH Toshihiko <tosy@wig.nu>